言語・日本語の難問・難易度★4〜5

【難問】日本語・言語クイズ10問!あなたは何文字目で押せる?

【難問】日本語・言語クイズ10問!あなたは何文字目で押せる?

私たちが毎日使う日本語には、海外由来の語源や奥深い四字熟語、古典の名残が数多く隠れています。本記事ではそんな言語の難問を10問集めました。早押しクイズのように、できるだけ少ない文字数で答えを言い当てられるか試してみてください。

答えをすぐ見ずに、まずは問題文を頭から読みながら「何文字目でピンとくるか」を意識して挑戦してみましょう。
1★★★★★

太平な世の中で民が食物を満喫して腹を叩き、幸福に暮らしている様子を表す四字熟語は何?

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答え

含哺鼓腹がんぽこふく

「含哺」は食物を口に含むこと、「鼓腹」はお腹をたたくこと。中国古典『荘子』馬蹄篇に由来し、人々が何不自由なく満ち足りた生活を送っている様子を表す。同義語に「鼓腹撃壌(こふくげきじょう)」がある。「撃壌」は地面を足でたたくことを指す。

2★★★★★

フランス語で唐辛子を意味する「piment」が語源とされる、サラダや炒め物に使われる緑色の野菜は何?

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答え

ピーマンピーマン

唐辛子を意味するフランス語piment(またはポルトガル語pimento)が語源とされ、英語由来と思われがちだが英語ではgreen pepperやbell pepperと呼ぶ。植物としては唐辛子と同じナス科トウガラシ属で、辛みのない品種を改良したもの。大型で肉厚のものはパプリカと呼び分けられる。

3★★★★★

オランダ語で柑橘系の飲料を指す「pons」が語源とされる、柑橘の搾り汁を使った日本の調味料は何?

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答え

ポン酢ポンず

オランダ語のpons(柑橘の果汁を使った飲み物。英語のpunchと同系)が江戸時代に伝わり、後に酢を加えた調味料に転じる中で、酢を意味する「酢」の字が当てられて「ポン酢」となった。カボスやユズなどの果汁に醤油を合わせた「ポン酢醤油」も略してポン酢と呼ばれる。

100人で早押しクイズ
4★★★★★

呉音・漢音に次いで伝来した、宋・元時代の中国語音に基づく漢字の読み方を何という?

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答え

唐音とうおん

平安末期〜鎌倉時代に禅宗の僧侶らが伝えた読み方。「椅子(いす)」「蒲団(ふとん)」「行灯(あんどん)」などに残る。呉音は奈良時代以前の南中国音、漢音は奈良〜平安初期の北中国標準音に対し、唐音は最も新しく伝来した層。

5★★★★★

疑念を抱かれる行いは慎むべきだという「李下に冠を正さず」と対をなす、瓜畑での所作を戒めた中国のことわざは何?

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答え

瓜田に履を納れずかでんにくつをいれず

中国・楽府詩「君子行」の一節「君子防未然 不処嫌疑間 瓜田不納履 李下不正冠」が出典。瓜畑で履(くつ)を履き直そうとしゃがめば瓜を盗むと疑われる、という意味から、嫌疑を招くような振る舞いを避けよという教え。「李下に冠を正さず」とセットで「瓜田李下」という四字熟語にもなる。

6★★★★★

言語変化が発生地から周囲へ同心円状に伝播するとする、ヨハネス・シュミットが提唱した言語地理学の理論は何?

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答え

波紋説はもんせつ

ドイツの言語学者ヨハネス・シュミットが1872年に提唱。言語変化が震源地(発生地)から同心円状に広がる波のように周辺に伝播するとする理論。言語の系統を重視する系統樹説(ダーウィン的モデル)との対比でしばしば論じられ、日本語の方言分布研究でも重要な概念。

7★★★★★

正しいと知りながら行わないのは勇気がないからだという、論語の為政篇に記された孔子の言葉は何?

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答え

義を見てせざるは勇なきなりぎをみてせざるはゆうなきなり

論語為政篇の最終句「見義不為、無勇也」の訓読。前段の「其の鬼に非ずして之を祭るは諂(へつら)うなり」と対になり、信仰の偽善と行動の臆病を並べて戒める。「義」は人として行うべき正しい道。日本では幕末以降、武士道や行動倫理の格言として広く引用された。

8★★★★★

平安末期から南北朝期にかけて書かれた歴史物語、『大鏡』『今鏡』『水鏡』『増鏡』をまとめて何という?

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答え

四鏡よんかがみ

成立順は『大鏡』(11世紀末)→『今鏡』(1170年頃)→『水鏡』(1195年頃)→『増鏡』(1338年頃)。いずれも天皇家・貴族の系譜を軸とした和文の歴史物語。『大鏡』は藤原道長の栄華、『増鏡』は後醍醐天皇の時代を中心に描く。早押しクイズの定番問題のひとつ。

9★★★★☆

明治時代の日本で英語のAmerican(アメリカン)が訛って定着した、神戸にある有名な公園の名前にも残っている言葉は何?

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答え

メリケンメリケン

「メリケン」は英語「American」がなまった言葉で、明治時代の開港地で使われた。「めりけん粉(小麦粉)」や「めりけん波止場」などに残り、神戸市の「メリケンパーク」の名もこれに由来する。

10★★★★☆

古文で「心がひかれる、趣を感じる」という意味を持ち、清少納言が『枕草子』で多用した形容詞は何?

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答え

をかしをかし

清少納言の感性を表す核心的な語。知的・情緒的な美しさへの感動を表す。対比される語は紫式部の「もののあはれ」。枕草子には「をかし」が数百回登場するとされる。

知っているようで奥が深い日本語の世界、いかがでしたか?気になった問題はぜひ早押しクイズ本編でも挑戦してみてください。
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